フィンランドはうつ病になる人が多いのに幸福度世界第一位?フィンランド人は本当に幸せか

フィンランド文化

 

2018年、世界幸福度ランキングで堂々の第一位になったフィンランド。

これを聞いたときに、フィンランドに詳しい人は疑問を持ったのではないでしょうか。

「あれ?フィンランドって確かうつ病になる人が多いって聞いたけど…」

「何年か前、フィンランドって自殺率が世界一位じゃなかったっけ?」

これら、実はどちらも正しいです。

自殺率に関しては年代別のですが。

では、幸福度世界第一位は、あまり信じない方が良いのでしょうか?

それともうつ病、自殺率が高くても幸せなのでしょうか?

はたまた、うつ病、自殺率は劇的に改善されたのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

 

そもそも幸福度はどのように計られるのか

世界幸福度ランキングと言ってますが、幸福度をどのようにして計っているのでしょうか。

ウィキペディア 世界幸福度報告では次のように書かれており、他の情報源を見てもこれが評価基準になっていることが分かります。

(1)人口あたりGDP(対数)

(2)社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)

(3)健康寿命

(4)人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)

(5)寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)

(6)腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府に腐敗が蔓延していないか)

 

これで正しく幸福度が計れるのかは置いておき、これを元に世界幸福度ランキングが決められており、この基準が2018年最も高かったのがフィンランドということです。

フィンランドの幸せについてはこちらの記事でも紹介しています。

うつ病が多いフィンランド

ではうつ病が多いということはどうでしょうか。

こちらは世界第何位という具体的な数字は分かっていません。

しかし、うつ病になる人が多いのは事実です。

そして、その数は一昔前と比べると減ってはいるようです。

それでも、うつ病になる人が多いのには理由がいくつかあります。

その中でも最も大きな理由が、冬の日照時間です。

冬は私が滞在していた中南部地方で10時頃日の出で15時頃日の入り。

そして、なんといっても曇りの日が多い!

なので、日に当たらないことが多いのです。

そして、日に当たらないとビタミンDが不足します。

ビタミンDは日に当たることで作られるからです。

これが不足すると少しうつっぽくなります。

さらに栄養的にだけでなく、ずっと暗いというのは気分的にあまり上がらないというのもあります。

 

改善されてきたうつ病

日照時間が少ないことがうつ病に繋がることは間違いありません。

ですが近年フィンランドでうつ病になる人が減ってきています。

それは主に、日照時間とビタミンDが大事と意識する人が増えたのが1つの要因です。

ほとんどのフィンランド人はビタミンDのサプリメントを常備しています。

これはうつっぽい人だけでなく、みんな持っているということです。

冬になると多くの人が毎日摂取します。

そして、晴れた日は寒くても「ビタミンD貯蓄日だ~」とみんな外に出ます!

これがフィンランド流健康法なのです。

 

自殺率

自殺率はうつ病とほぼ比例関係にあります。

うつ病になる人が多いと自殺率も上がります。

そのため、現在は改善されてきています。

 

うつ病が改善されたから幸せなのか

うつ病患者数、自殺率が下がったから幸福度世界第一位になれたのでしょうか。

それもあると思いますが、私が現地で感じたのは、フィンランド人は幸せな生活をしているなという印象です。

無償の教育で選択の自由がある。

福祉が充実していて、体を壊しても安心の医療がある。

治安が良い。

自然が多く落ち着いた環境。

労働時間が短く仕事に追い込まれている人が少ない。

賃金が高い

社会保障の充実により、教育・子育てなどへの貯金も少なくて良い

 

総合的に見て幸せになりうる要素が多いです。

自然現象的にうつ病になるケースもありますが、総合的に見ると

「あ、自分は恵まれているな」

と感じることができる社会だからこそ、幸せと思う人が多いのではないでしょうか。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

フィンランドが世界幸福度1位になったからといって、何も嫌なことがないかと言えばそんなことはありません。

それでも、総合的に見て、よくできた社会構造があり、恵まれていると感じることができる社会なのでしょう。

日本もフィンランド程は高くないものの、世界で見ると幸せな方。

私もそんな国で育っていることに感謝したくなりました。

以上

ありがとうございました。